別誂え太鼓襦袢-製作工程(ご来店の場合)
「別誂え太鼓襦袢」は、構想から完成まで半年以上の時間をかけて生み出される貴重なお品物です。
お客さまの思いに、それぞれの工程を担う職人が熟練の技で応えます。
発注
ヒアリング
お客さまのご希望の柄・地色やご予算等などを聞かせて頂きます。
(参考にできる画像や美術書の写真などの資料があればより具体的に進みます)
具体的な柄のご指定がない場合は、イメージでも結構です。後日、資料と併せてご提案させて頂きます。
お電話・メールでも承ります。
柄と地色の選択
お聞かせいただいたご要望をもとに、絵柄のご提案をさせていただきます。柄・地色の決定後、採寸にかかります。
採寸
約45日
図案作成
決定した絵柄で長襦袢の形に合わせた図案を作成し、確認して頂きます。
この際、柄の大きさや位置の最終調整をします。
約60日
製作から完成へ
京都の熟練した染師により、地染(基本的に背中はぼかし染めをします)から始まり、素描き(水墨画など)や友禅染(柄の輪郭を糊で縁どりして、柄を際立させます)などの柄染めへと一枚一枚手描きしていきます。
生地は正絹精華を使用いたします。
約120日
染め上がり
染め上がった作品と初めてご対面していただきます。
半襟と裏地のご提案をさせて頂きます。
裏地は東レポリエステルを使用します。(正絹裏地の場合13,000円増。袖無双は2,000円引)
<ご注意>
製作は、地染・柄染とも手作業で行いますので、打ち合わせの図案と若干違いがでることがありますが、手描きのよさを味わってください。
約120日
お仕立て
弊店では、基本的に手縫いで袷仕立てにさせていただいております。
仕立て方としては衿が裾まで通っている、関東仕立でさせていただいております。
完成
下記の写真集をご覧ください。